横浜市出身。フェリス女学院高等学校を経て、国立音楽大学声楽科卒業。東京藝術大学大学院オペラ専攻修了。ウィーン国立音楽大学を全教授一致の評価で首席卒業。オーストリア政府より功労賞を受賞。1980年ミュンヘン国際音楽コンクール声楽部門第1位(全部門を通じて唯一、声楽部門では6年ぶりの1位)、国際フーゴー・ヴォルフ歌曲コンクール第1位をはじめ、リオ・デ・ジャネイロ声楽コンクール、ウィーン楽友協会主催ロマン派歌曲コンクールなどにて数々の賞に輝く。「第九」「マタイ受難曲」、マーラーの「復活」、ヴェルディの「レクイエム」などのソリストとして、小澤征爾、ヘルベルト・ブロムシュテット他の指揮の下で国内外のオーケストラと共演するほか、「蝶々夫人」「セヴィリアの理髪師」「コシ・ファン・トゥッテ」「ホフマン物語」などのオペラでも活躍。バーンスタインの「キャンディード」、チレアの「アルルの女」日本初演のソリストとして出演。このほか多くの歌曲リサイタルやテレビ、ラジオ、レコードでも好評を博す。「平安建都1200年記念・式典」にて、政府主催「戦後50年を記念する集い」にて天皇皇后両陛下御前演奏の栄に浴す。近年は歌の楽しさを一人でも多くの人に伝えることにつとめ、リサイタルなど意欲的な活動を行っている。日本演奏連盟会員。日本カール・レーヴェ協会幹事。国立音楽大学、同大学院教授。
東京藝術大学、同大学院、DAADの奨学生としてミュンヘン国立音楽大学大学院修了後、ザルツブルグ・モーツァルテウム国立音楽大学にて研鑚を積む。日本音楽コンクール第3位。J.ブラームス国際音楽コンクール第2位、また、上位入賞者によるガラコンサートにて聴衆賞。セニガリア国際ピアノコンクール第1位、あわせて、室内楽賞及びアリア・歌曲伴奏賞。ヴィオッティ国際音楽コンクール第3位など、数多くの国際コンクールにて上位入賞。イタリアにてW.ケンプ生誕100周年記念・ベートーヴェンピアノ協奏曲全曲演奏会出演、G.ベルティーニ指揮、東京都交響楽団他、国内外のオーケストラとも多数協演。ソロの他に武田美和子とのピアノデュオ、室内楽、歌曲伴奏、放送や音楽祭の参加と国内外で幅広く活動。CD「中井恒仁/ブラームス(PAMP-1030)」リリース。現在、桐朋学園大学准教授、及び同大学院大学においても指導に携わっている。