- 主催:
- 東京藝術大学総合芸術アーカイブセンター
- 協力:
- 上野「文化の杜」新構想実行委員会
- 協力:
- 東京藝術大学 芸術情報センター
- 作成:
- kamura
3.23 Wed 10:00
- 東京藝術大学大学美術館 陳列館1階、大浦食堂
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3.23 Wed 10:00 開始
3.30 Wed 17:00 終了
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無料
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050-5525-2473
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aa@ml.geidai.ac.jp
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Webサイト
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東京都台東区上野公園12-8
―藝祭とは。
東京藝術大学の伝統的な学園祭であり、本学の前身である東京美術学校が開催した1903年の「第一回美術祭」に由来します。今年で113年目を迎える藝祭は、美術学部と音楽学部の学生たちが共同で企画・運営を行うイベントです。
期間中は展覧会・映像上映会・演奏会・オペラ・演劇・模擬店などの催しが行われます。とりわけ目を引く「御輿パレード」は明治期の美術祭の「仮装行列」に由来し、藝大生がひと夏をかけて作り上げた「御輿」と「法被」が上野公園や商店街を賑わします。また、パレードの先 頭を切る「藝大サンバ・パーティ」という本学のサンバ・サークルの演奏は1980年から始まっており、浅草サンバ・カーニバルのルーツにもなったことがわかりました。
年に一度、藝大生たちが芸術活動を通して真剣(マジ)に遊ぶお祭り―それが「藝祭」です。
―想い出からアーカイブへ。
しかし、藝祭に関する記録は体系的にとられていません。御輿は藝祭の直後に取り壊されるため、写真すら残されていない年があり、パンフレット・チラシも保存されていない年が多くあります。
本展では、総合芸術アーカイブセンターの調査により、それらの欠けている資料をOB・OGへの呼びかけを中心に収集し、明らかになった藝祭の歴史の時系列を整理し、藝祭関係者へのインタビュー映像を交えて展示することで、藝大生と上野の歴史、その時々の社会や芸術に関する潮流を総括的に捉え直します。
東京藝術大学の芸術活動の「藝祭」の記憶と記録伝えること。その集積であるアーカイブは未来の藝大生、そして上野の杜の資源であり財産です。本展覧会をご覧いただきアーカイブという活動へのご関心をお寄せいただけると幸いです。