フェルッチョ・ブゾーニの世界

~ブゾーニ生誕150周年記念レクチャーコンサート~

主催:
ブゾーニ生誕150周年記念レクチャーコンサート実行委員会
助成:
公益財団法人 朝日新聞文化財団 / 公益財団法人 野村財団
後援:
国立音楽大学附属高等学校同窓会 / 東京藝術大学音楽学部同声会 / ドイツ文化センター
作成:
kamura

4.2 Sat 17:00

  • sonorium
  • 4.2 Sat 17:00 開始
  • 前売り3000円,当日3500円
  • Webサイト
  • 東京都杉並区和泉3-53-16
オール・ブゾーニ・プログラム(お話つき)
井村 理子 北岡 羽衣 畑野 小百合

4.8 Fri 19:00

  • ロームシアター京都ノースホール
  • 4.8 Fri 19:00 開始
  • 前売り3000円,当日3500円
  • Webサイト
  • 京都市左京区岡崎最勝寺町13

フェルッチョ・ブゾーニ生誕150周年に寄せて

 超絶技巧のピアニストとして名声を博し、作曲家としても多くの作品を遺したフェルッチョ・ブゾーニがイタリアのフィレンツェ近郊エンポリに生を享けたのは、1866年4月1日のこと。2016年は、彼の生誕150周年にあたります。それを記念するこの演奏会では、これまで個人によって保管され、現存することさえ一般には知られていなかったブゾーニ自筆の風刺画を、世界に先駆け日本で初公開します。また、そこに描き出されている20世紀初頭のベルリンの楽壇の状況や、当時の彼自身の立場を示すエピソードに加え、この風刺画がたどった数奇な運命や、今回の発見に至った経緯についてもお話します。  お聴きいただくのは、もちろんオール・ブゾーニ・プログラム。ブゾーニの代名詞ともいえる編曲作品のほか、実演に触れる機会の少ないブゾーニのオリジナル作品も、ピアノとクラリネットの演奏でじっくりお楽しみいただきます。さらに、実演つきのレクチャーでは、ブゾーニが校訂したバッハの《ゴルトベルク変奏曲》の楽譜(エディション)を徹底検証。バッハのオリジナルと比較しながら、ブゾーニ版独自の面白さに迫ります。  ご紹介する風刺画がドイツから来日するのは、今回が最初で最後となる予定です。貴重な史料とともに、マルチな芸術家ブゾーニの限りない魅力を味わい、生誕150周年を熱く楽しくお祝いしましょう!(文: 畑野 小百合)
演奏曲目
オール・ブゾーニ・プログラム(お話つき)
ピアノ独奏
 ソナチネ第2番 BV 259
 カルメン幻想曲(ソナチネ第6番) BV 284
 バッハ=ブゾーニ コラール前奏曲「目覚めよ、と呼ぶ声あり」 BWV 645
クラリネット&ピアノ
 ソロ・ドラマティック BV 101
 ノヴェレッテ BV 116
 エレジー BV 286
実演付きレクチャー
 「検証! ブゾーニ版 J. S. バッハ《ゴルトベルク変奏曲》BWV 988の魅力」
※実際の演奏順とは異なります。 
 ブゾーニの風刺画を囲んで、フリートークの時間も設けます。

出演
井村 理子(ピアノ)
北岡 羽衣(クラリネット)
畑野 小百合(お話)