東京ベートーヴェンカルテット 第27回定期演奏会

主催:
響きの会
共催:
門下生の会
後援:
日本フィルハーモニー交響楽団 / 日本フィルハーモニー協会
作成:
ARCHIVE CENTER

8.27 Thu 19:00

  • 東京文化会館小ホール
  • 8.27 Thu 19:00 開始
  • 全自由席 4500円
  • 03-5378-5911
  • Webサイト
  • 東京都台東区上野公園5番45号
東京ベートーヴェンカルテット 第27回定期演奏会
vn1 武藤伸二 vn2 平井幸子 vla 中川由美子 vc 奈切敏郎
モーツァルト     弦楽四重奏曲 第9番 K.169
ショスタコーヴィチ 弦楽四重奏曲 第10番 作品118 
ベートーヴェン   弦楽四重奏曲 第16番 作品135


1971年日本フィルのチェリスト、奈切敏郎を中心に「奈切弦楽四重奏団」として結成され、演奏活動を開始。1989年第100回の演奏会を機にベートーヴェン研究家故小松雄一郎氏を名付け親に「東京ベートーヴェンカルテット」と名称を改める。東京荻窪での定期演奏会は、2014年7月で400回を迎える。これまで東京を中心に北海道、岩手、福島、埼玉、神奈川、茨城、栃木、石川、千葉等全国各地で演奏。古典から現代曲までレパートリーは幅広く、1986年ベートーヴェン、1992年ショスタコーヴィチ、1999年モーツァルトの弦楽四重奏曲全曲演奏を成し遂げた。再び、各全曲演奏に取り組んでいる。東京文化会館での定期演奏会を毎年行い、2014年8月の浜離宮ホールにて第26回目を迎える。又、NHK・FMに出演を重ねる。朝日新聞主催「浜離宮室内楽」に出演。今後の日本における室内楽の向上と発展にその責務を担っていると、全国各地からの室内楽を追求したいという情熱を持った演奏者への育成にも積極的に行い、セレクティブ・アーティスト・シリーズコンサートを行っている。本格的な弦楽四重奏団として注目されており、その意欲的活動と演奏には、高い評価を得ている。


第一ヴァイオリン 武藤伸二 
4才からヴァイオリンを始める。国立音楽大学附属高校から同大学に進み、守岡輝、海野義雄、田中千香士、M・ヘル、W・シュナイダーハンの各氏に指導を受ける。在学中より演奏活動を始め、NHK交響楽団に入団。以後第1ヴァイオリン フォアシュピラーとして永く重責を担い、「N響有馬賞」を受賞。オーケストラ以外でも「N響室内合奏団」「田中千香士クヮルテット」のメンバーとして、又ピアノ、管楽器などの著名な演奏家との競演、NHK[夕べのリサイタル」「FMリサイタル」「テレビリサイタル」「名曲アルバム」「題名のない音楽会」などへの出演、その他ソロ,室内楽、ゲストコンサートマスターなど多岐に亘って演奏活動を行う。2003年、国立音楽大学教授に就任。ヴァイオリン、オーケストラ、アンサンブル授業など後進の指導にあたり2012年退任。以後「N響団友オーケストラ」コンサートマスターや、「ピアノ演奏研究会」とのソナタ連続演奏などの活動を行っている。


第二ヴァイオリン 平井幸子 
東京藝術大学附属音楽高校を経て、東京藝術大学音楽学部卒業。同声会新人演奏会に出演。1985年霧島国際音楽祭にて奨励賞受賞。1987年日本フィルハーモニー交響楽団入団。以来第一ヴァイオリン奏者として演奏するほか、数々の室内楽コンサートにも出演。杉並区と日本フィルの提携事業の一環として、学校・施設訪問コンサートや「60歳からの楽器教室」での講師など、地域での活動も積極的に行っている。これまでに渡辺亜美、海野義雄、浦川宣也、前橋汀子の各氏に師事。2009年より「平井幸子室内楽シリーズ」を行っており、毎回好評を博している。ソロ活動、室内楽活動に意欲的に取り組んでおり、いずれも高い評価を受けている。


ヴィオラ 中川裕美子
東京音楽大学卒業。その後、同大学にて研究員を務めた。その間、兔束俊之氏、川崎和憲氏に、ロスアンジェルスにてミルトン・トーマス氏に師事。また、アメリカ、メキシコ州タオス音楽祭にも参加。その後、小国英樹氏に師事。87年日本フィルハーモニー響楽団に入団。91年ボストンロンジー音楽院にてリサイタルを行い、好評を得た。室内楽活動、ソロ活動にも意欲的に取り組んでおり、好評を得ている。


チェロ 奈切敏郎
国立音学大学に学ぶ。11歳より長沼康光氏にチェロの手ほどきを受ける。
丹野弥之助氏、小沢 弘氏、菊地俊一氏、青木十良氏に師事。ダニール。シャフラン氏にレッスンを受ける。名ピアニスト故近江康夫氏との35年に及ぶ活動で多くの名演を残している。
指揮法を渡辺暁雄氏に師事。朝比奈隆氏に多くの教えを受ける。アカデミー・ピアノ・トリオ、アンサンブル・アルス・ノヴァなどを経て、1971年日本フィルハーモニー交響楽団に入団。32年間トップチェリストとして重責を担う。1973年より重ねているリサイタルは13回を数え、全国各地でも数多くの演奏活動を行なっており、好評を博している。NHK・FMリサイタルに数多く出演。2007年、36年間務めた日本フィルを定年退団。1971年より東京ベートーヴェンカルテットを主宰、これまで全国各地で演奏会を行っている。室内楽活動、ソロ活動、チェロ教育にと幅広く意欲的に活動を展開している。その入魂と情熱の力演は多くの人々に感銘を与えている。又、指揮活動にも本格的に取り組んでいる。