3.24 Thu 12:00
- Gallery Pepin
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3.24 Thu 12:00 開始
5.19 Thu 17:00 終了
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090-9955-4275
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pepin20150402@gmail.com
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Webサイト
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埼玉県さいたま市緑区大牧1470-10
このたびギャラリーぺピンでは「Galllery Pepin The 1st Anniversary」と題しまして「鈴木敦子展 -中庭ー」を開催致します。
ギャラリーを立ち上げて1年、作家が個展デビューして10年、お互い節目の年に当たります。
鈴木敦子は2004年に東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻を卒業、2006年の初個展を経て制作発表を積み、2013年には「VOCA展2013 現代美術の展望―新しい平面の作家たち」@上野の森美術館へ入選、 第28回ホルベイン・スカラシップ奨学生と、現代美術の担い手のひとりとして活躍の幅を広げています。
鈴木は、今まで見てきた・感じてきた風景や光景の断片の、記憶を手がかりに制作を進めていきます。それは主に、雨や雲や雪、光や色、風にゆれる草木や花などの自然と人が対峙した時の感動ですが、あくまでもそれはきっかけであり、そのままの感動を描きたいわけではないと言います。
鈴木の作品の中には、同じモチーフを繰り返し描いているものやキャンバスに刺繍を施したものがあります。
それらに共通するのは同じ動作を繰り返すこと。呼吸に合わせて繰り返すことで、いつしか無心となり、そのリズムと精神から、体を通した新たな展開が見えてくる。そのことを鈴木は「手で考える」と言います。
素材を選び、時に刺繍を施し、描き重ねる・・・そうしたいくつもの選択と技術などの工程の集積により、中途半端なものや曖昧なものは削ぎ落とされた、より純粋で瑞々しく意識の根底で輝く風景のような画面が出来上がるのです。
今展では、自然光が入るギャラリースペースを意識した新大作も発表予定です。御高覧のほど宜しくお願い申し上げます。
<作家コメント>
布を縫ったり、描いたり、手を動かしているうちに、平面から生まれてきたものと対話しながら、 植物を育てるように制作をしています。 そうして育ってきた作品を、ギャラリー内に「庭」をつくるように展示いたします。
「庭」を眺めるように、ご覧いただけたら幸いです。