東京藝術大学 演奏藝術センター企画
藝大プロジェクト2016 「サティとその時代 ~世紀末からベル・エポックへ」
エリック・サティ生誕150年に贈る4回のレクチャー&コンサートシリーズ
異端児?サティ
シェイクスピア、そしてゲーテと文豪路線を歩んできた藝大プロジェクトですが、2016年はガラッと方向を変え、生誕150年のフランスの作曲家、エリック・サティ(1866~1925)に焦点を当てます。サティはその作品につけられた奇抜なタイトル、人をくったその生活態度など、音楽以外のところに目が行きがちで、その本質が見過ごされている感があります。さまざまな芸術が花開いた世紀末からベル・エポックへと向かう時代。孤高の存在として自己の音楽を追求し続けたサティ。普段あまり演奏されない珍しい曲も含めて、サティとその時代の芸術を明らかにしていきます。
第2回 キャバレー文化とクラシック
14:00 第1 部 レクチャー「華開く世紀末のキャバレー文化」
講 師:吉田 正明(フランス文学、信州大学人文学部教授)
15:20 第2 部 コンサート「モンマルトルと芸術~影絵芝居とシャンソン」
サティ 《ジュヌヴィエーヴ・ド・ブラバン》(影絵付きミニ・オペラ)
出 演:小野 綾香(ジュヌヴィエーヴ)
田中 俊太郎(ゴロー)
萩谷 紀衣(牝鹿)
かかし座(影絵)
高木 由雅(Pf) 他
ブリュアン 《黒猫》
サティ 《ジュ・トゥ・ブー》《 やさしく》《 エンパイヤ劇場の歌姫》 他
プーランク 《愛の小径》《 パリへの旅》《 闘牛士》
出 演:野々下 由香里(Sop)
村田 健司(Bar léger)
クミコ(シャンソン)
江口 玲、石川 真帆、大貫 祐一郎(以上Pf)