日時
2015年８月30日（日）第１部：15時、第２部：18時
　第１部・第２部ともに途中15分休憩あり。
　第１部と第２部との間は１時間休憩予定。
　例年より休憩時間が30分縮まっています。



大いなる沈黙

おかげさまで８年目を迎えるバッハ全曲演奏会。
今まで書かれた音をテーマにしてきましたが、バッハの無伴奏チェロ組曲は、書かれた音と同じ位、静寂が魅力的な作品でもあります。 今年バッハとともに演奏する小品も、静けさを身に纏いつつ、もはやチェロの古典ともいえる作品が並びました。
そんな名作達に抱かれながら、晩夏、ひとときの静けさを愉しんでいただければ何よりです。


出演者プロフィール

■上森祥平（チェロ）　Shohei Uwamori（Violoncello）
　日本音楽コンクール第１位、及び「松下賞」受賞。各地で開催されたデビュー・リサイタルでは、その高い表現力や表情豊かな包容力が高く評価された。
　宮崎国際室内楽音楽祭でアイザック・スターン氏に師事。東京藝術大学でヨーヨー・マ氏のマスタークラスを受講。2001年、ベルリン芸術大学に留学。04年、J.S.バッハ／無伴奏チェロ組曲連続演奏会で成功を収め、絶賛される。欧州各地で演奏活動の後、05年、ドイツ国家演奏家資格を取得し、ベルリン芸術大学を卒業。
　帰国後、ソロ、室内楽、主要オーケストラ客演首席等で活躍する。特にドイツ三大Bチェロ作品全曲リサイタル・シリーズでは大きな成功を収めた。
　08年から毎年全国でバッハ無伴奏チェロ組曲全曲演奏会を開催。ラ・フォル・ジュルネ「熱狂の日」音楽祭、東京・春・音楽祭をはじめ、NHK・BS・FM他出演多数。
　小林研一郎、下野竜也両氏等の指揮のもと、新日本フィル、東響、東京シティ・フィル、大阪フィル、大阪響、京都市響等と共演。ヴォルフガング・ベッチャー、河野文昭、山崎伸子の各氏に師事。京都市芸術文化特別奨励者、及び京都府文化賞奨励賞受賞。
　現在、東京藝術大学、及び京都市立芸術大学非常勤講師。




曲目
《第１部》
G.リゲティ／無伴奏チェロ・ソナタより “ディアローグ”（1968）
J.S.バッハ／無伴奏チェロ組曲 第２番 ニ短調 BWV1008
G.クルターク／ピリンスキー・ヤーノシュ “ジェラール・ド・ネルヴァル”（1984）
J.S.バッハ／無伴奏チェロ組曲 第３番 ハ長調 BWV1009
A.フランショーム／12のカプリス Op.７より 第９番（1835）
　　　　　　─りんごの木の下で、秋、灰色の鷲─聖人たちとの安息（1971）
J.S.バッハ／無伴奏チェロ組曲 第５番 ハ短調 BWV1011

《第２部》
T.ヒューム／愛よさらば（1605）
J.S.バッハ／無伴奏チェロ組曲 第１番 ト長調 BWV1007
H.デュティユー／SACHERの名による３つのストロフより “少しためらって”（1976）
J.S.バッハ／無伴奏チェロ組曲 第４番 変ホ長調 BWV1010
B.ブリテン／無伴奏チェロ組曲 第１番 Op.72より “第１の歌”（1964）
J.S.バッハ／無伴奏チェロ組曲 第６番 ニ長調 BWV1012





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