《展覧会コンセプト》
利休が建てたとされる、待庵をはじめとする二畳の茶室。
彼がなぜ、建築的単位として基準とされる四畳半でなく二畳の茶室
としたのかは明らかにされていない。
しかし、一説には建築空間の基礎を示そうとしたのではないかとさ
れている。
それは身体を基準とした最小の空間であるといえるだろう。
この最小空間の中で対峙する主客の身体は、茶の湯という行為を介
し、関係性を構築する中で強く浮彫りにされる。
その時の空間は、もはや寸法を持たない全く別レイヤーの輪郭を持
つのではないだろうか?
この展覧会では、上述の仮説を一人の鑑賞者と作品との対峙体験で
もって検証してみたい。
1820×1820×1820mmの空間は、その身体によってどこまで拡張、
あるいは縮小することができるだろう。
7つの茶室を巡るころには、そのフィジカルな身体は消えてなくなって
いるかもしれない。
《オープニング》
日時:7/30(木)15:30~16:30
場所:大学会館展示会場
DMには記載しておりませんでしたが、展示会場で軽い軽食を用意してその場で簡単にオープニングを行います。
その後、希望者を集い二次会に移ろうと思っています。
ぜひ皆様ご参加ください。お待ちしております。