2015年6月19日(金)- 9月27日(日)
10:00 - 19:00(入場は18:30まで)
休館日:火曜日(9月22日は開館)
21_21 DESIGN SIGHTでは、2015年6月19日より、「動きのカガク展」を開催します。展覧会ディレクターには、企業CMや大河ドラマのオープニング映像などで国内外から注目を集める菱川勢一を迎えます。
表現に「動き」をもたらしたモーション・デザイン。その技術は、車両制御システムや地図アプリケーション、通信技術とSNSの普及など、私たちの快適で便利な日常生活を支えています。また、プロダクトをはじめグラフィックや映像における躍動的な描写を可能にし、感性に訴えるより豊かな表現をつくりだしています。今日のクリエイターは、エンジニアリングの手法も駆使しながら、先端技術を用いたものづくりを展開しています。私たちの生活に欠かせない様々な動くツールとその仕組みは、デザイナーやアーティスト、企業の研究と実験の連続から生まれています。自らのアイデアが形となり、動き出す――その瞬間の純粋な喜びこそが、ものづくりの楽しさだと言えるのではないでしょうか。
「動きのカガク展」は、「動き」がもたらす表現力に触れ、観察し、その構造を理解し体験することで、ものづくりの楽しさを感じ、科学技術の発展とデザインの関係を改めて考える展覧会です。
本展で紹介する作家や学生、企業との協働による多彩な「動く」作品は、身近な材料と道具を使い、私たちの創作意欲を刺激することでしょう。そして、菱川勢一率いるドローイングアンドマニュアルが制作した動きの原理をひもとくアニメーションとともに、日常にひそむ様々な動きの仕組みを体感してください。