ダナエの愛

主催:
公益財団法人東京二期会
助成:
公益財団法人朝日新聞文化財団
後援:
ドイツ連邦共和国大使館 / 東京ドイツ文化センター / 日本リヒャルト・シュトラウス協会
作成:
ARCHIVE CENTER

10.2 Fri 18:30

  • 東京文化会館 大ホール
  • 10.2 Fri 18:30 開始
  • ●入場料金(全席指定・税込) S席 A席 B席 C席 D席 学生席 一般 ¥13,500- ¥12,500- ¥10,000- ¥8,000- ¥6,000- ¥2,000- 愛好会会員 ¥12,500- ¥11,500- ¥9,000-
  • 03-3234-9999、03-3796-1831
  • Webサイト
  • 東京都台東区上野公園5−45
  • 原案
    フーゴ・フォン・ホーフマンスタール
    台本
    ヨーゼフ・グレゴール
    作曲
    リヒャルト・シュトラウス
ダナエの愛
準・メルクル 指揮 深作健太 演出 松井るみ 装置 前田文子 衣裳 喜多村 貴 照明 角田鋼亮 合唱指揮・音楽アシスタント 太田麻衣子 演出助手 八木清市 舞台監督 大野徹也 公演監督 小森輝彦 児玉和弘 村上公太 林 正子 平井香織 福井 敬 山口清子 福井 敬 山口清子 澤村翔子 磯地美樹 (c)藤井亜紀 与田朝子 前川健生(全日) 鹿野浩史(全日) 杉浦隆大(全日) 松井永太郎(全日)
オペラ全3幕 <舞台上演日本初演>
日本語字幕付き原語(ドイツ語)上演


会場: 東京文化会館 大ホール
公演日: 2015年10月 2日(金) 18:30
3日(土) 14:00
4日(日) 14:00

開場は開演の60分前



《ものがたり》
 黄金の雨に変身し、処女ダナエと交わる主神ユピテル。触れる物すべてを黄金にしてしまう王ミダス。これらふたつの神話を素材にして、ふたつの話が絡みあう。
 破産寸前の国の王女ダナエは、天からの黄金に愛撫される夢を見、その幸福感が忘れられない。そこに国の窮乏を救う婿として到着するミダスは〈王の使者〉に変装し、また、ダナエを物にしたいユピテルは〈王〉に変装して現れるが、ダナエは本物のミダスの真実の思いを知り、ミダスを結婚の相手として選ぶ。それを知ったユピテルはミダスに取引を持ちかける。自分の授けた位と富を選ぶか、それとも、愛を選び、元の貧しい驢馬挽きに戻るか。
 話のひとつは純愛物語。〈黄金〉への執着を離れ、打算の結婚を捨てたダナエがミダスへの真の〈愛〉に目覚めてゆく話。またひとつは〈恋の鞘当て物語〉にして〈老いらくの恋物語〉。みずからが授けた金変容の呪力と王位を失おうとも、ダナエへの愛を貫こうとする若いミダスを前にして、老権力者ユピテルは己れの無力と滑稽さとを思い知る。妻ユノーらオリンポスの神々に嘲笑されながら、最後に今一度ダナエを訪ねるが、見分けてはもらえず、〈ご老人〉と呼ばれていたわられるばかり。(檜山哲彦)