没後100年までカウントダウン!
100年前の1915年、ドビュッシーは死に至る病と第1次世界大戦にうちのめされ、創作意欲を失っていた。そんなとき、デュランから依頼されたショパン全集の校訂が彼を蘇らせた。「最後の創作の夏」に次々と生み出された『12の練習曲』『チェロとピアノのためのソナタ』『白と黒で』に、晩年のショパンが新たな可能性をさぐった『チェロ・ソナタ』を配したプログラム。優れたドビュッシー論もある作曲家・ピアニスト、高橋悠治との共演も見逃せない。
【プログラム】
ショパン:チェロ・ソナタ ト短調 作品65 (1846)
ドビュッシー:チェロとピアノのためのソナタ (1915)
ショパン:練習曲 作品25-1「エオリアン・ハープ」 (1835-37)
ドビュッシー:『12の練習曲』 (1915) より
対比音のための/アルペッジョのための(青柳)
5本指のための/4度のための(高橋)
ショパン:4手連弾のための変奏曲 ニ長調(エキエル補筆) (1826/1965補筆出版)
ドビュッシー:2台ピアノのための『白と黒で』 (1915)