東京 ―普段着のできごと―

イミグレーション・ミュージアム

主催:
東京都 / 足立区 / アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団) / 東京藝術大学音楽学部 / 特定非営利活動法人音まち計画
企画・監修:
岩井成昭
設営協力:
村井啓哲
助成:
一般財団法人YS市庭コミュニティー財団
作成:
ARCHIVE CENTER

9.5 Sat 10:00

  • イミグレーション・ミュージアム・東京
  • 9.5 Sat 10:00 開始
    9.23 Wed 19:00 終了
  • 無料[事前申込不要]
  • Webサイト
  • 足立区千住曙町3-17
  • 企画・監修
    岩井成昭
東京 ―普段着のできごと―
宮本一行 日比野桃子 北野留美 泉祐子 山田泰子 姜賢植 森本菜穂
アートで出会う異文化

イミグレーション・ミュージアム・東京(IMM)は、地域に暮らすニューカマーの生活様式や文化背景を紹介するとともに、それが日常の中で変容していく諸相を「適応」「保持」「融合」という三つのキーワードから探っていくプロジェクトです。また、その活動は彼らのユニークな視点を通して東京の市民生活を再認識する機会でもあります。本展覧会では、昨年度参加者に加えて今年度からの新メンバーが、ニューカマーと交流して得た経験を素材として、さまざまな表現を試みた作品を展示します。私たちが知りたいのに知る機会が少ない異文化へのガイドブックとなることを目指して。

                                      ― 岩井成昭 ―


宮本一行+日比野桃子 《スカイ・イアー》
「知らない言語のある言葉やフレーズが、知っている言語のように聞こえること」を私たちは、〈空耳〉というキーワードとして、身近な海外出身の方から事例を集めました。作品では「彼(彼女)らが日本に来てまだ間もない頃、この〈空耳〉によって失敗してしまった」エピソードを再現してもらい、映像化して紹介します。

宮本一行+北野留美+泉祐子+山田泰子 《北千住多国籍会議》
地元民の愛情あふれる〈北千住のまち〉は、外国人から見たとき、どんな風景に見えているのでしょうか? このプロジェクトは、外国人に北千住を案内してもらった地図をもとに、北千住の新しい物語を皆で描きながら完成させていく参加型の展示作品です。そして集まった物語をもとに北千住の不思議な魅力に迫る多国籍井戸端会議を開催します。

姜賢植 《声》
僕が話す言葉は日本語でありながらみんなの日本語とは違います。僕の発音は自分のアイデンティティだ、と人は言うかもしれません。自分が外国人であるというアイデンティティです。 ただ、その前提が僕の存在より大きい気がするのです。それを意味伝達としてコントロール可能な領域(表現)ではなく、障害としてあると感じるのです。

森本菜穂 《Can’t take my eyes off you》
昨年、IMMとつながりができたカトリック梅田教会で、歌って、踊って、鮮やかに「いつも」を楽しむ人たちと出会いました。その様子に、ときに驚かされ、ときに心をぐっと掴まれ、彼らにすっかり惚れ込んだ私は、彼らにラブレターを書くことにしました。


会期中イベント[入場無料・先着15名]

・トーク・イベント
「イミグレーション・ミュージアムと旅行者の視点」
スピーカー:岩井成昭
IMM企画・監修の岩井成昭が、海外における多文化的風景と移民ミュージアムの事例を紹介。
日時:平成27年9月5日(土)16:00〜17:30

「IMMギャラリー・トーク」
IMMメンバーによる展覧会の内容や展示作品に関する解説を行います。
日時:平成27年9月5日(土)18:00〜19:00

・パフォーマンス
林賢黙 《snapshot》
日本の生活で常に接している風景と音を素材に、即興的なピアノ演奏を行います。
日時:平成27年9月20日(日) / 22日(火・祝) 10:00~/14:00~/16:00~(各回30分程度)